都日記

日常を書き綴るノート Twitter:@alpaca0923

9/2 シャドウバース始めたての頃にJCGに出場したときのデッキを振り返ってみた

※シャドウバースコアユーザー向けの記事です。

 

皆さんは、JCG Shadowverse Open(以下JCG)に出場したことはありますか?

競技シーンで実績を残したいプレイヤーならもちろん、エンジョイ勢も興味本位で1度は出たことがある、という方も少なからずいると思います。

JCGは、Shadowverseのリリース後間もなく開催が始まった国内最大級のオンライン公式大会で、競技プレイヤーの代表的な実績としてもよく引っさげられています。

 

開催当初は、Masterランクのプレイヤーは非常に少なく、AランクやAAランクのプレイヤーが大半でしたが、リリースから4年経った今では、出場するほとんどのプレイヤーがMaster、もしくはGrandMasterランクです。

 

新カードパックが追加されてゆくにつれ、全体のカードパワーのインフレも幾度となく発生し、やがては下方修正され、気づけば新カード情報...と、目まぐるしく変化するShadowverseのメタ。その中でも、コアユーザーが増え、RAGEの参加人数が10000人に到達、ついにはプロゲーマーが現れるなど、様々な方面から「上手いプレイヤー」が活躍できる機会が増え、それを見た多くのプレイヤー達が知識を吸収...このサイクルで、Shadowverseプレイヤーの全体のレベルはリリース当初とは比べ物にならないほど進化していきました。

 

私も同様、上手いプレイヤーの華麗なパフォーマンスに魅了されながら、自身のプレイに反映してきました。特に、SFL期のhasu選手の「マンモスドロシー超越」、DBN期のミル選手がプロリーグで魅せた「アーティファクトネメシス」は、当時強烈なインスピレーションを受けたことを覚えています。

 

そんな自身の「成長」と「努力」の結晶を気軽に(?)ぶつけられる場がJCGです。週3回のペースで開催されていて、参加するプレイヤーの練度も成熟している、非常にハイレベルな場です。

 

ですが私は、「Shadowverseを始めて2週間でJCGに参加したプレイヤー」です。当時はROB環境で、AAランクのプレイヤーが多くいましたが、私の当時のランクはD3

なぜ大会に出ようと思ったのでしょうか?なんの気の迷いでしょうか?とりあえず参加してみたいと思ったから?真意は覚えていませんが、ただ当時、誰も周りにシャドバをプレイしている友人や、デッキ構築やプレイングを教えてくれる人はおらず、唯一参考にできる情報源が「GameWith」でした。

 

そんな無防備かつ準備すらまともに行っていなかったであろうD3の私が、当時、どんな構築を持ち込んでいたのか...本当に少し気になっただけで、ちょっとJCGのアカウントにログインし(サイト開くたび毎回ログインしなきゃいかんの面倒)、過去の記録を辿ってみました。すると...予想通り「...?」な構築だったので、2つくらい晒し上げようと思います。どちらも1回戦落ちです。

 

1.Season1 Final D大会 (2017/1/28)
使用クラス:エルフ、ウィッチ

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当時のTier1は「OTKエルフ」「ドロシーウィッチ」

初出場の大会です。
堅実にTier1デッキ2つを持ち込んでいます。肝心の構築ですが、エルフに関しては100%「GameWith」のページに記載されていたコピーデッキでしょう。特に突っ込みどころはないのですが、ウィッチに何やらよく気味の悪い、マクドナルドもビックリな異物が入っているんです。

くず鉄の錬成」。なんなんですかこれ...土でボード埋める上にスペルブーストもできない、当時のカードプールでドロシーウィッチに一番入れてはいけないカードTOP3に入ると思います。なんで「エンジェルスナイプ」じゃないんだ?本当に意味が分かりません。
そういえば当時、スペルブーストの仕組みがいまいちよく分からず適当にカードをブンブン出していたような気がします。くず鉄が邪魔になるということさえ理解できなかった当時の私。始めて1週間の新米とはいえ酷すぎる...

 

2.2nd Season Vol.4 (2017/02/12)

使用クラス:ウィッチ・ビショップ

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当時のTier1は変わらず「OTKエルフ」「ドロシーウィッチ」

さっきのはウィッチのみが変態リストでしたが、今回のはどっちも吹っ切れてます。

「超越ウィッチ」「陽光エイラビショップ」です。まずはウィッチですね。

当時、エーテルがあまりにも不足していました。既に手元にあったドロシーを握ればいいはずなんですが、「ひねくれ者の悪魔」より100億倍ひねくれていた当時の自分超越の持ち込みを決行。超越ウィッチのエンジンになっていた重要カード「マーリン」をエーテル不足のため不採用にし、代わりに当時のメタでは全く刺さらないお荷物「エンジェルバレッジ」や入れるならピン刺しといわれていた「氷像の召喚」を2枚採用。ドロシーが蔓延る当時のメタで、「炎の握撃」を減らしているのは今では考えられません。そもそも当時のテメェが超越なんてクソ難しいの扱えるわけねえだろ...

 

ビショップはさらに訳わかりません。陽光で守護並べてエイラでケツ上げてボードで勝つ、というプランはわかるのですが、フィニッシャーと呼べるフィニッシャーが「氷獄の呼び声」であり、全く強そうな感じがしません。当時のプールであれば「ルシフェル」や「サタン」を1枚ずつ入れるとギリギリ戦えるリストだとは思いますが...「テミスがドロシーに効く」だけの理由で作ったのでしょうが、あまりにも不完全体すぎました。

 

振り返ってみると、色々面白いものが出てきました。当時は、「勝ちたい」という気持ちよりも、「自分の作ったデッキで自分のやりたいことをしたい」という気持ちの方が強かったため、こんなことになっていたんでしょう。今では、最初から決まっているアーキタイプの流行りの構築に、数枚差し替えるくらいしかデッキをいじらなくなった私ですが、たまにはオリジナルの戦略で、思いっきり楽しい構築を作ってみるのも面白いかもしれません。その前にグラマス行けってな?